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May 29, 2008

ユーロカップを終えて(その2)

昨日に続いての更新である。

書く時は一気に(笑)

ブレーキについて。

僕はフロントをF50キャリパーに交換している為にフロント寄りの
ブレーキバランスになっている。

僕のような軟弱なブレーキングでは正直バランス云々を語るには
100年早いのだが、この度どうせならって思い立ちPバルブを撤去
した。

Pバルブとはプロポーショングバルブと言って、前後のブレーキバランスを
自動で調整する機能である。 急ブレーキを掛けた時にフロントが下がり
リアが持ち上がった時にリアブレーキがロックしないようにリアのブレーキ圧
を調整するのだ。

雨の日や、スリッピーな路面では効果的なので、普通は外したりはしない。

ただ、サーキット仕様などで足を固め、車高を下げた個体はほとんどPバルブは
機能していないと言う。 

さて、外してみた。 下の写真が取り外したPバルブ。

Delta1005

バラしてみて分かったのだが、デルタのABSは左右独立では無いみたい。
それと、構造上エアが溜まりやすくバルブの動きも構造上ガタがあり、
外すだけでタッチが飛躍的に改善されるとのこと。

で、今回、Pバルブレスキットを販売しているコルソマルケさんに作業を
お願いした。 下の写真がPバルブレスキット。

Delta1004

僕はこれにwillwoodのブレーキバランサーを付けた。
ヘビーウェットの路面でリアがロックするような時に減圧できるようにする
為だ。

Knobvalvelrg

実際に取り付けた状態の画像は撮ってないのでまたアップします。

さて、どう変わったか?であるが、タッチはややカッチリしたものの感動する
程では無かった。 しかし、サーキットで踏み込んだ時に明らかかにリアが沈み
込むように安定した挙動で減速できるようになった。

今回のレースで軽く2回ブレーキをロックさせたが、どちらもリアが暴れること
なく減速することができた。 セミウェットな路面だったが、僕のようにフロント
キャリパーを強力な物に変更している個体には本当に効果的な改造だと思う。


次は補強の件。

僕のデルタはロールケージを入れている。 お陰で室内はとっても剛性感のある
デルタになった。 その代償ではないが、エンジンルームが緩く感じるように
なってきた。

フロントメンバーやロアアーム等、ステアリングを切り込む度に悲鳴が聞こえる
ようだ。

そんな声が多く、思いが通じて今回デルタ用としては画期的な補強パーツが登場
した。  僕の車がそのプロトタイプを装着しての第1号車である。

今回のレース、実はこの補強のテストがメインである。

まずは下の写真を見て下さい。

Delta1003_3

ロアアームの取り付け部分をコの字型に補強している。
作りは申し分無く、写真ではその素晴らしさが伝わらないかも知れないが、
単なるドレスアップパーツとしても通用する程の素晴らしい出来映えだ
これまで、前後を補強するパーツはあったが、左右を繋いだモデルは初めてだ。 

下の写真のようにフロント下部からチラ見えするのも嬉しい。

Delta1002

で、下の写真の部品だ。

Delta1001

コレ、スゴいでしょ!
純正の補強板を延長するような形です。
材料は4ミリ厚の鉄板にリブを入れて強度を付け、フレームに出来るだけ沿う
ように曲げられています。 

当初の予定では国産で多く見られるようなドアヒンジのボルトと共締めで
三角形にするはずでしたが、デルタのドアヒンジのボルトがテーパー締めに
なっている為に共締めは不可。 加えて補強屋さんの見解で、デルタのフレームは
縦の部分は強度が十分とのこと。 
よって、最も弱い部分に補強を入れるということでこの形になった。

写真ではフェンダーを外しているが、上手くすれば外さないでも取り付け可能との
ことで、市販されるとかなりの人気パーツになると思われる。

補強屋さん曰く「この上下の組み合わせで走行中は十分に体感できると思います」とのこと。

とりあえずプロトタイプでサーキットを走行してみて、問題がなければ量産と言う
ことになりそう。 

で、実際どうだったのか?

一言で言うと「ポルシェっぽくなった」である

段差を越えるだけで体感できるその剛性感はこれまでのデルタでは味わった
ことのない領域だ。

これは期待せずにはいられないパーツだと思った。

実際、レース決勝のセミウェットの悪条件の中でもきちんと4輪が仕事をして
ステアリングを切り込めば切り込んだだけ内側にクルマが入って行く感覚なので、
すべてのコーナーにおいてインを突ける状態に持ち込める感じだ。

それでいてリアが流れる感じは無く、それどころかこれまで悩まされていた
リアのイン側のリフトも全く感じなくなった。


#ちょっとオーバーか? (^^;


悪条件の中、コーナーでアクセルを開けることができるようになったのはこの補強のお陰。 
グイグイ曲がってくれます。 

気になるお値段ですが、サイドブレスが23000円前後、ロアブレスバーが50000円前後
になる予定だそうです。

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May 28, 2008

ユーロカップを終えて(その1)

Rimg1081

しばらく放置しておりましたこのブログ、デルタのチューニングが止まって
いた訳ではありません。

それどころか、今回はネタがてんこ盛りなのでありまして、、、、

先週の日曜日はユーロカップだったのですが、予選はウェット、決勝はなんとか
雨は上がったもののセミウェット状態で、条件的にはあまり良くなかったです。

タイムも全車ベストタイムより3〜4秒落ちと言った感じ。

デルタは5台の出走だった。  僕は予選3番手、決勝でもそのままの順位を
キープして3位でフィニッシュだった。

順位的には順等な感じだったが、今回の為にいろいろと仕込んだものをチェック
する意味では今回のレースはとても重要だった。

1、MDI
2、容量アップインジェクター
3、切り替えロム
4、Pバルブ撤去→ブレーキバランサー装着
5、フロントセクション強化パーツ装着

こうやって書くといろいろやったなあ・・・
で、上から結果報告です。

今回、上位3台はすべてMDI装着車だったので、なんとも言えないが、
非装着車の2台は引き離せたので効果アリと見た。 アクセルの付き具合
から高回転のパワーまでどこを取っても良くなったとしか言いようがない。

容量アップインジェクターはショップの協力があってこそではあるが、
これも成功だった。 ブーストが1.1barを越えた時だけ全開で吹くように
ROMを書き換えてもらったのだが、サーキット走行の全開時でも排気温度は
4速6500回転でも800度と、きちんと燃料冷却できているのが分かる。
少し濃いような気もするが、そこはMDIのスパークできっちり燃焼できて
いるのでパワー感は以前よりも格段に上がった。 

余談だが、チューニング屋さんのサーキットデモカーのセッティングなどでは
A/Fはシングル、つまり10以下でセッティングすると言う。  一般的に
理想空燃費14とかパワー空燃費12とか言う中でシングルなんだと。 
まあ僕のデルタでそんな事をしたらカブってしまいそうだが、サーキット走行を
する上でのマージンと言うか濃い目のセッティングという点では間違っていない
のかな?と思います。

様子を見ながらベストなセッティングを出して行きたい。

ROMの切り替えについては、さすがにレース中は触っていない。
ノーマルインジェクターの時から15%程薄くした感じが一番良いように感じた。
帰りの高速ではエコモードで走行してみたが、排気温度が上がることもなく快適に
走行できた。

MDIにしろ、インジェクター、それに合わせて作ってもらったROMと、今回の
思い付きでやってみよう〜!的なチューニングはすべていい方向に転んだ。


後はブレーキと補強。

これについては後日。

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